2012年12月10日月曜日

今年1番ヒットだったツール「ホテル」


こんにちは。
古川さんからメッセージが届き、あんまり考えずにOKしてしまいました。
すみません。

オクガアデザインの工藤と申します。
WEB制作や講師などを、ひとりで行っております。

さて、いただいたお題「今年1番ヒットだったツール」。

ツールと呼んでいいかわかりませんが、私は「ビジネスホテル」を挙げさせていただきます。


どうでもよい話ですが、今年6月始めごろに私、長年暮らした青森市をワケあって脱出しました。

現在は弘前市で暮らしています。

岩木山の写真


そのころ、初めて制作のご依頼を受けた方のWEBサイトが公開予定直前で。
同時に、長年お付き合いのあるお客様の、大事なコンテンツの公開もせまっていました。

「仕事をしなくてはならない。」

しかし私にはワケあって、ひとりPCその他を広げて落ち着ける場所がありませんでした。

一応やってみたのですが青森あたりではファーストフードやカフェ、転々と出来るほど数がなかった。

一店舗には、自分としては居れても2時間です。
某コーヒーショップも電源に厳しく(当たり前です)・・1日にして行き場を失いました。

そんな私を救ってくれたのが、「ビジネスホテル」でした。

みなさんは、地元のホテルに宿泊したことはおありでしょうか。
もしおありで、それがすごく当たり前のことだったらごめんなさい。
私は、なかったのです。

「1泊2800~3800円(朝食あったりなかったり)、駐車場1泊300~600円」
この魅力をじっくり考えてみますと、例えば、

お店を転々とするとして、1店舗につきコーヒー的なものを最低で100×2、かける3店舗で600円。
このうち、2度は食べ物も頼んで各300円としても、ここまでで既に1200円。
それぞれの単価が倍なら、2400円。


見下ろした写真
それでも6時間程度しか消化できません。
朝8時から仕事をはじめてしまったとすれば、まだ日差しもきつい午後2時過ぎ。

もしその調子で1日過ごせたとしても、
朝食のサラリーマン、お昼の子供連れ、午後の主婦チーム、夕方の高校生たち。

そもそも、彼らの場所なのですから文句のいいようもなく、目にも耳にも騒々しい。


そして夜になり・・・

もし知人宅に泊めてもらった場合、どう忙しくても、お願い黙って仕事させてとは言えません。
お礼を言いたい、お話もしたい。一緒にご飯も食べたい。
これでは、ただのお客さんになってしまう。


ビジネスホテルのチェックインは、だいたい午後3時でした。

すみやかに荷物を開き黙々とお仕事していると、いつのまにか上記の懸念事項が全て解消されています。
車は置きっぱなしで宿泊料金が適用になります。
お風呂も気兼ねなくザザッとシャワーに無言で入れます。
暑ければエアコン、寒ければヒーター。

ネットは、私の場合は自分のWIMAXがあり、電波が入らなかったところは今回はなく快適でした。
それがなくても、Wifiか有線LANがあったので問題なかったと思います。

「ビジネスホテル」。
利用に際しては、必要にせまられ度合いによるところは大きいでしょう。

しかし、つまりこういうことですよね、
良い環境で納得いくものを早く仕上げ早く回収することと、
数日間の経費を天秤にかけて、自分がどっちを取るか。

こんな貧しい私にも無謀な選択肢ではない。むしろ潔く決断してよかったと思う次第・・・


もうひとつ、ありまして。

見下ろした青森市

あったかいおもてなしが嬉しいお宿やフレンドリーなマスターと心地よい音楽のあるカフェとは違い、あの無機質な部屋には自分を甘やかす要素がありません。

行き詰ったとき、友達に愚痴るも飲んで気晴らしするもよいですが、
ソーシャルの時代といえども結局最後は、自分に向き合わざるを得ない。

「支えあう」てやつも、個々がちゃんと立っていてこその話です。


外界から遮断されたホテルの窓から外を眺め、旅行者でもなく地元民でもない、どこにも属していないタダの自分を感じ、後ろを振り向けば仕事しかない。

そういう状況に自分を置いたのは無意識のうちに必然性があった・・のかもと、今は思ったりするわけです。



ということで、
単に行き場を失ったときのみならず(私はコレだったんですけど)、
何かの折には、あなたの街の「ビジネスホテル」、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

例えば今いるのはこんなところです。アートホテルカラー青森
素敵なサイトデザインですね。

明けて、美味しいバイキングスタイルの朝ごはんをひとり黙々と味わうのもまた、おススメです。


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